「天竜の杉~悠久の時に天竜スギのルーツを科学する」

平成29年12月22日、天竜流域林業活性化センター主催で開催された「天竜の杉~悠久の時に天竜スギのルーツを科学する」講演会に出席しました。

東京大学農学生命科学科教授の井出雄二氏らが、天竜林業で用いられてきたスギの苗木はどんな遺伝的背景を持っているのか、林木育種事業はスギ林にどんな遺伝的変化をもたらしたのかをテーマに共同研究を行った結果の発表です。

天然スギの遺伝子情報から太平洋側、日本海側、北東北、屋久島の4つの系統が推定される。精英樹にも4つの系統が存在され、天然林の系統の分布をほぼ反映しているそうです。

大光寺、秋葉神社、山住神社のスギの毎木調査からは、かつて太平洋側系統のスギが植栽されたことがわかりました。また、近縁関係(兄弟、親子)の個体が多いことから、境内木からの繁殖が行われたようです。

金原明善は吉野、熊野、木曽等の有名林業地から種子や苗を取り寄せています。明治45年ころより秋葉山に高山の苗木商が苗木を供給していたため、日本海側天然林系統の苗木も入っており、近年は精英樹系統の比率が増えているということです。

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興味深いテーマだけに80人もの林業・種苗関係者が参加しました。

東京大学農学生命科学科教授 井出雄二氏

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森林総合研究所 内山憲太郎氏 森林総合研究所育種センター 木村 恵氏

 

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