松くい虫対策における予防剤樹幹注入技術研修会

令和元年12月4日(水)、5日(木)の2日間にわたり、沼津市の東部総合庁舎と千本松原において、県森林整備課と当協会の共催で、「松くい虫対策における予防剤樹幹注入技術研修会」を開催しました。受講者は行政関係者や造園業者など25名(当協会員13名)でした。
 
初日は、県森林整備課の上家課長代理の開催挨拶の後、同課の清水主査から「松くい虫被害とその対策」と「樹幹注入剤の正しい施工方法及び県仕様書改訂について」の講義があり、続いて4社の薬剤メーカー((株)エムシー緑化、(株)ニッソーグリーン、井筒屋化学産業株式会社、(株)理研グリーン)による補足説明がありました。最後に清水主査から「形成層障害の仕組み」の講義と「質疑応答」が行われました。
 
2日目は、樹木医の大石春夫氏((有)大石造園)と薬剤メーカー((株)ニッソーグリーン)担当者を講師に、2班に分かれて野外実習を行いました。
(施工の順序)
①樹脂の出方を見てマツの健康状態を把握する
②施工ラベルの作成(鉛筆書き、ガンタッカーは縦留め)
③胸高直径を計測し必要薬剤量を把握する
④薬剤注入位置を選定し印を付ける
⑤注入位置の樹皮をはぎ取る(樹皮が厚い場合は特に必要)
⑥ドリルによる穿孔(角度、方向、径、回転方向を確認)
⑦注入剤の差し込み(穿孔した人が方向に注意して施工)
⑧加圧注入容器の場合は、ノズルに細い棒を通して気泡を取り除く
⑨自然圧の注入剤は底(上側)に空気穴を開ける
⑩30分後に確認して薬剤が減っていない場合は、別の場所に移し替える
⑪施工ラベルに施工日、薬剤注入量、施工位置を鉛筆で記入する
⑫殺菌癒合剤を注入孔に入れてから、被覆塗布剤を被せる
⑬容器等の回収を行う
 
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【4日】森林整備課上家課長代理の開会挨拶
【4日】森林整備課清水主査による講義
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【4日】講義を受ける研修会参加者 【5日】樹幹注入方法の事前説明
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【5日】大石氏による施工注意点の説明
【5日】実習状況(ドリルによる穿孔)
 
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