協会の取組
私たちは公益法人として、こんな取組みをしています!
みどりの研究(生垣について)
生垣とは、樹木を列状に密植し、刈り込みにより形を整えたものです。
1 生垣の種類
(1) 目的別の分類
① 囲い区分、境界を目的とした生垣
② 防風、防塵、防火、防音、遮光を目的とした生垣
③ 植物特性による空間の調和を目的とした生垣
(2) 高さによる分類
① 高生垣(高垣)概ね3m以上のもの
② 中生垣(生垣)一般的にいう生垣で、3mから1m位のもの
③ 低生垣(裾垣)1m以下のもの
④ 重ね垣(二重垣)高垣と裾の組み合わせ
(3) 仕立てによる分類
① 整形生垣 刈り込みによって作られる生垣
② 自然樹形型垣 木の特性を生かしたもの
③ 玉づくり垣 木の特性と刈り込みを生かした垣
④ 重ね垣(二重垣) 高い生垣の前面に低めの生垣を設けたもの
2 生垣に用いる樹種 (下線付きは、生垣の写真のある樹種です。)
(1) 針葉樹
イチイ、イヌマキ、カイヅカイブキ、キャラボク、ヒノキ、サワラ、ラカンマキなど
(2) 常緑広葉樹
イヌツゲ、ウバメガシ、シラカシ、アラカシ、カナメモチ、サンゴジュ、ツバキ、サザンカ、ネズミモチ、マサキ、ヒイラギ、モクセイ、ベニバナトキワマンサクなど
(3) 落葉広葉樹
みどりの研究(壁面緑化施設)
静岡新聞社本社壁面にヘデラなどつる性植物で壁面緑化施設(緑のカーテン)を作りました。
調べてみると、外の気温が35度を超えると部屋の中では2~5度低いことがわかりました。
詳細はこちらをご覧ください。
多くの貴重な観測データを残すとともに、建物を訪れる多く人達に潤いのある緑の景観を提供してくれた壁面緑化施設ですが、放送会館の耐震工事に伴い令和元年6月に撤去しました。
みどりの相談
春と秋に県内各地で開催されているみどりまつりや園芸市などのイベント会場で、当協会の会員が「緑の相談所」を開設しています。
日ごろ病害虫防除や剪定など困っていることがあったら、相談してみてください。
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地域緑化の支援(特別支援学校緑の保全事業)
当協会では技術指導で地域の緑化を支援しています。
平成27年度からは特別支援学校の緑化のお手伝いをしています。
毎年3校(東部、中部、西部地区各1校)で行い、児童生徒さんと一緒に緑化活動を行う事業と校内の樹木の剪定を行う事業の2つを行っています。
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生徒さんと行う花壇整備 (沼津視覚特別支援学校) |
校内の樹木の剪定 (浜松視覚特別支援学校) |
地域緑化の支援(緑化技術講習会)
県や市町の緑化担当者、造園業者を対象とした様々な講習会を開催しています。
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公園内の桜の管理や景観形成についての講習 (H30.2開催) |
ツリークライミング体験会・見学会 (H30.11開催) |
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樹木に発生する病害中の最新情報についての講習(H31.1開催) | ロボット芝刈機技術研修会(R1.11) |
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造園技術者のためのドローン技術研修会(初級編) (R2.2月開催 県立磐田農業高等学校) |
造園技術者のためのドローン技術研修会(中級編) (R2.2月開催) |
緑化施設の管理支援
県内の緑化施設において育成管理について助言をしています。
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芝生管理について助言 | 樹木管理について助言 |
みどりを守る調査
世界文化遺産の構成資産である「三保松原」の巨木の調査を実施しました。(平成27年度)
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地下水や地質を調べるためボーリングを実施しました。 |
樹木内の腐朽を調べるためレジストグラフを実施 |
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樹木内の空洞腐朽を調べるためアーボソニックを実施 | ガンマ線での調査も行いました。 |
災害復旧のお手伝い
当協会は静岡県交通基盤部及び浜松市と災害時の復旧に関する協定を締結しています。
平成23年3月11日に発生した東日本大震災の際には、5月に岩手県大槌町にパワーショベルなどの小型機材(26台)を持ち込み、人員32名で復興支援を行ってきました。造園業が使う機械は小型なので狭い路地にも入り込めるので大活躍でした。
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瓦礫の分別と積み込み作業 | 土砂の除去 |
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瓦礫と言っても元は家財道具です | 狭い路地で小型重機は活躍できます |
造園・緑化業への就労を支援
高校生、大学生のインターンシップ受け入れ、現場実習等の習得支援を行っています。
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機関誌「みどりの宝」
活動内容を掲載しています。
庭・樹木の図書のご案内
「新街の樹200選」静岡県内の樹木掲載 「緑の環境づくり」わかりやすい緑化木の管理方法